■著者への質問と回答(回答者=土屋さん)
 
①掲載する古生物をどうやって選んだのですか?

まず、多くの方々が名前を知っているような有名種、重要種をチョイスしています。「え? あれってこんな大きさだったの」という驚きが本企画の魅力の一つで、そのためには「あれって」と想像できるような一定の認知度が必要だからです。の次に、学術上の重要種。そして最終的には私の趣味です。


②本を作るにあたって、苦労した点を教えてください。 

「サイズ感」を伝えるための比較物の選定が苦労のしどころでした。形状や生態などがわかっているものは、そうしたものと絡められるように。物語を乗せられるものは、そうした物語とフィットできるように。それでいて飽きさせないように、遊び心を生かせるように、ですね。


■編集者への質問と回答(回答者=大倉さん)

③なぜ、古生物をテーマにしたビジュアル本を作ろうと思ったのですか? 

古生物のビジュアル本は数あれど、どれもサイズ感がいまいちつかめない……。「つかめないなら、つかめる本を作るとサイズ感がわかるよね」という、けっこう個人的なニーズがきっかけです。


 ④どのような読者を想定して作りましたか?

30~40代の古生物が大好きな方、及びイラストレーター&造形の方をメインターゲットに設定しました。まずは、古生物の愛好家が「面白い!」と思ってもらえる内容を追求しました。また、今回は生物を全て3DCGで起こすことになったので、古生物の三面図的資料を掲載し、古生物を造形&イラストにする方の参考になるようにも心がけました。


■監修者への質問と回答(回答者=高桑さん)

⑤古生物がブームになると思われましたか? 

ブームになってしまうとは! というのが正直なところです。これまで、発掘して調べる学問の対象というと、「古生物」よりも「考古」の認知度が高く、「古生物」でも、恐竜ばかりフィーチャーされていました。群馬は、関東で唯一の恐竜産出県ですし、私も恐竜の図鑑を見て育ってきた世代なので、恐竜は好きです。ただ、恐竜は地球史の直近約6億年の生物多様性の一部に過ぎませんから、他の「古生物」にもスポットライトが当たり始めたのは大歓迎で、むしろブームに留まることなく、何となくでもよいので根付いて欲しいです。


⑥監修される時に、苦労した点を教えてください。 

監修作業に関わる7名のうち、私と名誉館長を除く5名は、古生物学に近い分野の学芸員や元々学校の理科教員だった職員などで、一般読者に近い立ち位置でゲラに目を通す感じです。一方、私は内容のファクトチェックを中心に目を通しました。復元CGや記述内容が、学術論文など公表されたものに基づいているのか再確認しますが、目を通すべき論文が見つからない時はかなり苦労を感じます。また、現在では世界中の論文の情報がSNSなどを通じてほぼ瞬時に流れてくるので、そうした最新の論文の情報のチェックも欠かせません。


 
第1位は
『リアルサイズ古生物図鑑』

 
 

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